【喫茶クニタチ】第10回/caffè espresso al banco
◆立ち飲みコーヒーを求めて 最近よく足を運ぶ国立に「立ち飲みができるカフェ」が出来たという情報を見つけた。 カフェでは本を片手にゆっくりと過ごすことが多い私は、「立ち飲みスタイル」というのものに好奇心を駆られ、国立本店の …
◆立ち飲みコーヒーを求めて 最近よく足を運ぶ国立に「立ち飲みができるカフェ」が出来たという情報を見つけた。 カフェでは本を片手にゆっくりと過ごすことが多い私は、「立ち飲みスタイル」というのものに好奇心を駆られ、国立本店の …
::: お菓子と音楽の「シンフォニー」 満開の桜が美しい3月の国立は、ピアノの音があふれていた。 大学通りにひっそりとおかれたピアノを、子供が弾いていた。 鍵盤の上で紡がれる旋律に、一人、二人と立ち止まった。桜の樹の下に …
あてどもなく散歩をしていて、思わぬところに美味しいお店や、ずっと通いたくなるお店を見つける。そんなことがあった日のおわりには「あぁ、今日はいい一日だったなあ」とほくほくした気持ちがこみ上げてくる。 谷保天満宮の境内で出会 …
::: 味わうべきは 味わうべきは例えばコーヒ一1杯だけだろうか。 カフェでの過ごし方は皆それぞれ、少なからず個人の流儀がある。それを鑑みて、豊かなカフェタイムを過ごすための演出が施されたカフェ。選択肢が多く、アイデア・ …
喫茶店はかつて、人々の社交の場として賑わっていた。店主のこだわりが行き届いた空間には淹れたてのコーヒーが香り、テーブルの上のガラスの灰皿からは紫色の煙がたちのぼっていたのかもしれない。そこで人々はどのような話題に盛り上が …
昨年夏にオープンしてからずっと気になっていたお店、「台形」。メールで取材を申し込んだところ、店主の伏木さんからの返信には、“当店は喫茶でもカフェでもないですが大丈夫でしょうか?”と書かれていた。そして、その一文の後には、 …
国立駅南口、富士見通り沿いにあるレンガ作りの建物。その外階段を上がった二階に「名曲喫茶 月草」はある。店内は商店街の喧噪から遮断された、全身で音楽に包まれる別世界。月草とは露草の別名で花言葉はセレナーデ。店主の名のひと文 …
喫茶店にはいろんな人生が集い、それぞれが思い思いの一服をする。 そこに必要なのが美味しい珈琲であることは間違いないだろう。 しかし、たまにカウンターの奥でその珈琲を淹れる人の人生をのぞいてみれば、カップ一杯の琥珀色の飲み …
「変わっていくこと」と「変わらないこと」についてよく考える。 国立駅周辺はここ数年で、がらりと様変わりをした。国立駅高架下に昨年4月に商業施設のnonowa国立EASTがオープンし、更に今年4月には、新たに飲食店をメイン …