2021.03.02

【徒然本店】近所じゃなくても楽しめる国立本店

新連載「徒然本店」は、国立本店を運営するほんとまち編集室のメンバーがそれぞれの日常を綴るエッセイです。今回は、スミがお届けします。

私は川崎市の多摩区で子どもと大人が絵本で繋がる場づくりをしています。絵本のある暮らしに興味があり、「近くにないのならば作ればいい」と何もわからないまま月1の絵本サロン(book week japan)をゆるりと始めて 3 年が経ちました。この世界に浸っていくと、「世の中には色々あり勉強不足だな」と思い知ることも。そんな私が昨年の夏、国立本店に出会いました。

「自分の街にもあったらいいな」が詰まっていた

国立本店のお散歩企画。矢川緑地の湿地帯へ。

お出かけの際、偶然立ち寄った国立本店。まさに、「自分の街にあったらいいな」が詰まっていました。お店番の方と初対面でも和やかに話し笑う空気が心地よかったのです。その時は自分がメンバーになるとは思いませんでしたが、帰りがけに9期メンバー募集のポスターがあったのを見つけ、帰宅後じっくり HP を眺めました。

「これはもしかして私も入れるのではないだろうか・・・国立市民でなくても入れるのか。月1のお店番や本の団地企画、定期のミーティングが主な活動内容・・・これなら行ける。近くならふらっと何回でも行けるのに、遠いことが惜しい。けど、入れるのならば入ってみたい!」と、翌月には早速メンバーとして活動を始めていました。

「ほんとまち」のワードで繋がる人たち

建築も素敵な黒磯の市立図書館「みるる」

メンバーになると、WEB のコミニュケーションツールを使って全体の動きが把握できます。お店番日誌を皆さんが書いてくれるので、通ってなくてもその日にあった本店の様子がなんとなくわかる仕組み。その他にもお出かけ企画やWEB 企画などが動いていて、参加するのもしないのも自由です。

頻繁には通えない私は単発イベントに向いているので、お出かけ企画によく参加しています。国立のキウイ狩りと矢川緑地のお散歩に行ったり、妖怪の研究をしている大学院生の男の子に会いに栃木県の黒磯へ行く旅行企画に参加したりしました。黒磯への旅行企画には、面白そうなので娘と二人で参加。黒磯駅前にできたばかりの市立図書館「みるる」や shozo coffee 本店がある街並みや自然に触れ、いままで知らなかった街が急に好きになる楽しい旅となりました。

大学生と大人、親子で黒磯の旅へ。気分は修学旅行でした。

知らない街を知れば知るほど「自分の住んでいる街にもこんなアイデアがあったらいいな」が生まれる・・・そんな風に場所の魅力作りを体感しながら勉強中です。国立本店のように、普段会わない業種や年代の方々とゆるっと話し合える場所はとても刺激があります。

text by SUMI
スミ
川崎市生まれ育ち。2人の娘がいるフリーランスのグラフィックデザイナー。絵本イベントbook week japanを運営中。絵本・自然・アート・カフェ・おやつetc…ワードに惹かれて出掛けることが趣味です。
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