
【徒然本店】いま読みたい向田邦子、いま聴きたい山口百恵
新連載「徒然本店」は、国立本店を運営するほんとまち編集室のメンバーがそれぞれの日常を綴るエッセイです。初回は、小倉一恵がお届けします。
新連載「徒然本店」は、国立本店を運営するほんとまち編集室のメンバーがそれぞれの日常を綴るエッセイです。初回は、小倉一恵がお届けします。
::: お菓子と音楽の「シンフォニー」 満開の桜が美しい3月の国立は、ピアノの音があふれていた。 大学通りにひっそりとおかれたピアノを、子供が弾いていた。 鍵盤の上で紡がれる旋律に、一人、二人と立ち止まった。桜の樹の下に …
あてどもなく散歩をしていて、思わぬところに美味しいお店や、ずっと通いたくなるお店を見つける。そんなことがあった日のおわりには「あぁ、今日はいい一日だったなあ」とほくほくした気持ちがこみ上げてくる。 谷保天満宮の境内で出会 …
::: 味わうべきは 味わうべきは例えばコーヒ一1杯だけだろうか。 カフェでの過ごし方は皆それぞれ、少なからず個人の流儀がある。それを鑑みて、豊かなカフェタイムを過ごすための演出が施されたカフェ。選択肢が多く、アイデア・ …
イベントページ Facebook 今回のテーマは民藝。 1926年に柳宗悦を中心としてはじめられた民藝運動は、現在に至るまで活動が続けられています。 柳たちは、豪華な装飾を施した鑑賞用の作品ではなく、名もない職人が作った …
今回はシリーズ:「人と思想をつなぐ」第一回 過去にあった日本の言論文化の流れの多くは、次につながる形を見つけられず、消えていっているように思えます。「ちょっと、消えそうかも、という所を拾い上げる」というのが …
実験的に始まった国立本店ブックガイド部の活動ですが、11/2には初めてブックトークイベントを行いました。 テーマとして取り上げた「社会学者・見田宗介」は、一般的に知名度は高くないのにも関わらず、読書家の方々から申し込みが …
試験的に始めたブックガイド部の活動ですが、まだルールが明確に決まってないところもあるので第0回目として選書結果を公開します。 今回は大澤真幸・見田宗介『〈わたし〉と〈みんな〉の社会学』を下敷きにしての選書です。 カーリル …
喫茶店はかつて、人々の社交の場として賑わっていた。店主のこだわりが行き届いた空間には淹れたてのコーヒーが香り、テーブルの上のガラスの灰皿からは紫色の煙がたちのぼっていたのかもしれない。そこで人々はどのような話題に盛り上が …