6/25 ブックトークイベント 国立夜読 第37回 オンライン
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【ブックガイド部とは】
ブックガイド部は「読書の文脈づくり」をテーマしています。
本は一冊、一冊独立して存在していますが、見えない所でつながっています。
それは人も同じ。
独立して存在するものが交わるときにあらたな文脈が生まれてくるはず。
過去の本と今の本
過去の人と今の人
過去のテーマと今のテーマを
ブックガイドという形でつなげていくことが
われわれの活動の目的です。
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今回もオンラインイベント(ZOOM)で行います。
前回に続いて柄谷行人さんの『世界史の構造』を取り上げます。
(柄谷行人さんについては第1回のページで簡単に紹介しています。
https://kunitachihonten.info/?p=5061)
全3回はざっくり以下のようなテーマで進めています。
第1回 交換から世界を見る(5/28終了)
- 文明勃興時期の変化(贈与・互酬とはなにか?)
- 氏族社会から国家へ
- 貨幣による交換の性質とはなにか?
- グローバルな拡大とは何だったのか?
- 産業資本はどのように拡大したのか?
- ネーションとは何か?(国家と資本の組み合わせは何を特徴づけたか?)
- 自由とは何か?
- 社会主義運動とは何だったのか?
- アソシエーションとは何か?なぜ必要か?
- どのような倫理的立場がとり得るのか?
第1回は柄谷行人さんの「交換様式」というコンセプトを中心に共同体の性質が時代によって移り変わる様子と、その時代を特徴づける「支配的な力」を中心にお話しました。交換様式が変化することで前後の社会にどのような変化があったのか、わかりやすくお伝えできたと思います。参加者・主催者間のやりとりも活発で、様々な考えがまじりながら、世界史の1側面についてみんなで考えることができました。
第2回は資本主義が現在のような形に成立していく様子について、『世界史の構造』ではどのように分析されているのかを紹介します。
ポイントは「市場」という観点で外側の世界と繋がり始めた近代世界システムに対して、それまでの世界帝国的拡大(シュメールやモンゴル帝国、イスラム帝国など)とどのような違いがあるのかという点です。封建制や普遍宗教に関する説明など、引き続き交換様式を軸にした時代の変化とそれに対応した社会の変化についてお話します。
『世界史の構造』では資本と国家とネーションが一体として形成され、現在でもそれが強固に存在することを理解するのが肝になっています。後半は”ネーションとはなにか?”をできるだけわかりやすく説明することで、経済と社会が一体化した現在を理解するような話しをしたいと考えています。
第1回の振り返りに加えて、第2回だけの参加でも話がわからなくならないように進めますので、
第1回を参加してない方でも興味があったらぜ参加してみてください。
時間の関係上、ざっくりした解説になると思いますので、今回も適宜参加者の方に補ってもらいながら進めていきます。
興味がある方はお気軽にご参加ください。
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【概要】
日 時:6/25(金)19:30-21:30
場 所:オンラインイベント(ZOOM)
(申込みがあった方に参加URLをお知らせします)
入場料:無料
内 容:本をめぐるお話
参加方法: ページ下の力フォームから
or Facebookイベントページの参加ボタンを押す
https://www.facebook.com/events/1486880088310623?active_tab=about
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- お申し込みは以下のフォームよりお願いします