2022.02.07

【2/19読書会@オンライン】ガルシア・マルケス『族長の秋』

【本イベントはオンライン(ZOOM)で行います】

前回に引き続き、オンラインで開催します。
今回の課題本はガルシア・マルケスの『族長の秋』です。

ガルシア・マルケスは1982年にノーベル文学賞を受賞したコロンビアの作家です。代表作である『百年の孤独』は読書好きならば一度は名前を聞いたことがある名作&大作です。

ガルシア・マルケスはラテンアメリカ文学を代表する作家であり、ラテンアメリカ文学を説明する際に「魔術的リアリズム」はという言葉が使われますが『百年の孤独』や『族長の秋』はその代表的な小説です。ガルシア・マルケスを語ることはラテンアメリカ文学について語ることといっても過言でもないほど、世界文学的に重要な作家の一人です。

ガルシア・マルケスの小説の特徴は現実を描写しているようでありながら、非常に幻想的な世界観を持っている点です。魔法のような現象が起こったり、現実では考えられないような人物が多く登場するなど、ファンタジーとは違った形で、非現実が物語に組み込まれている作品が多くあります。詩的でありながら、物語に力があり、かつちょっとした恐怖がそこかしかこに仕組まれている、そんな小説家といえるでしょう。ラテンアメリカ文学はラテンアメリカという近代化や独立、政治的混乱というテーマと原始的な暮らしや文化が入り混じったような土地柄があり、その中で培われた「語り」が挟まれていくことによって、独特の魅力を帯びています。

ガルシア・マルケス、そしてラテンアメリカ文学を代表する作品は小説を読み慣れてない人にとっては読みにくいですが、『族長の秋』はラテンアメリカ文学を代表する長編小説としては読みやすい部類かと思います。ガルシア・マルケス好きやラテンアメリカ文学に話したい人、あまり良くわかってないが興味がある人など、ぜひこの機会に語りましょう。

日 時:2/19(土)19:00 – 21:00
場 所:オンラインイベント
(申し込みをされた方お知らせします)
入場料:無料
内 容:読書会
参加方法:FACEBOOKイベントページの参加ボタンを押す。
またはこのページの下の入力フォームから

*これまでに国立本店読書会で読んだ本*
・本の未来を探す旅 台北(内沼晋太郎・綾女欣伸)
・折りたたみ北京(ケン・リュウ編集)
・服従(ミシェル・ウエルベック)
・天安門(リービ英雄)
・犬婿入り(多和田葉子)
・地下鉄道(コルソン・ホワイトヘッド)
・野火(大岡昇平)
・少年が来る(ハン・ガン)
・雨月物語(上田秋成)
・わたしの名は赤(オルハン・パムク)
・人間・この劇的なるもの(福田恆存)
・灯台へ(ヴァージニア・ウルフ)
・グミ・チョコレート・パイン(大槻ケンヂ)
・モモ(ミヒャエル・エンデ)
・1973年のピンボール(村上春樹)
・ジャッカドフニ(津島佑子)

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