2015.09.17

【夏のほんまつり レポートその3 第1回萬国立資産まち歩きと選定会】

萬国立資産国立の新たな顔を発見すべく企画された「萬国立資産選定委員会 まち歩きと選定会」が8月22日に国立市内でとり行われました。

国立には谷保天満宮や一橋大学をはじめとして様々な歴史的名所がありますが、それらだけでない国立の魅力を再発見しようという主旨のもとに企画されたのがまち歩きと選定会です。

Facebook上に寄せられた数々の資産エッグ(候補)の中から十数点を厳選し、見て回りました。
谷保天満宮を出発点として大学通りを北上、残暑厳しい国立市内を4時間以上歩き回り、その距離は7.2kmにおよびました!

まち歩きを終えた後は国立本店にもどり、萬国立資産の立案者シットルケ=ノケ=シサンダース氏を迎えて選定会を開催。

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「資産エッグ」と名付けられた様々な国立資産の卵たちについて熱い議論が交わされました。
どのエッグが最も「ふ化価値」の高い資産となり得るのか?
実際にその場所に赴いて触れたものばかりなので、どれも捨てがたく魅力的で、選定は混迷をきわめました。

それでも喧々諤々の激論の末、特に「ふ化価値」が高いと認められた4点をここにご紹介させて頂きます。

◉金熊賞「ホーロー住所看板」

   

昔の国立市の街区表示板はホーロー製でした。
今は全てアルミ製にとって替わられていますが、市内にまれにホーロー製の看板が残っていることがあります。
まち歩きでは偶然2枚のホーロー看板を見つけることができました。
その内の1枚は住居の玄関にかくまわれるような形で設置されていました。看板が撤去されることを惜しんで住人の方が中に引き入れたのでしょうか?想像が膨らみます。
実際に歩き回って見つけた感動が金熊賞受賞の決め手であったと思われます。

 

◉銀猿賞「大学通りのくるくる陸橋(大学通り)」

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大学通りを10分程歩いた所にある陸橋。
実は建設当時は町の景観を損ない、乳母車や障碍者に優しくない道路として住民から反対されていたそうです。
協議の末に、段差の無いぐるぐるスロープ型の陸橋が作られましたが、今や陸橋は景観を損なうどころか大学通りの並木道を一望できるおすすめスポットとして親しまれています。
“町”というひとつの集合体のうねりの大きさやふところの深さを実感できる正に好例ではないでしょうか。
陸橋を含めた大学通り全体をひとつの資産として銀猿賞に選定させて頂きました。

 

◉白鼻芯賞「国立ライオン」

 

国立駅にほど近い場所に鎮座する国立ライオン像。
とても親しみやすいユニークな顔をしているのですが、意外と国立で知られていない隠れ資産です。
町にとけこみ、普段見過ごしてしまいがちな物に光を当てるというのが萬国立資産の主旨のひとつでもありました。そういう意味ではこの国立ライオンが最も受賞にふさわしい資産だったといえるでしょう。
ちなみに本当はライオンではなく秋田犬だそうです。

 

◉シサンダーズ賞「東京都のへそ」

 

こちらは特別賞として選定いたしました。
東京都の中央値を計算すると国立市北第一公園が「東京都のへそ」にあたるそうです。(※他にも諸説あり)
「へそ石」のモニュメントが設置されているということで公園に行ってみたものの中々見つからず・・・・。やっと見つけたへそ石は雑草に埋もれていました。
さみしい。せっかくの東京都のへそ、なんとか盛り上げたい。
そんな思いが選定委員たちの胸に残り、特別賞の受賞となりました。

いかがだったでしょうか。
今回ご推薦いただいた「資産エッグ」と「各受賞物件」について、国立本店では国立の皆さんへの周知につとめていきたいと考えています。
今後も萬国立資産の取り組みは続いていきますので、よろしくお願いいたします。

 

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