2015.03.14

【「ほんの団地」の物件紹介42 妄想団地203号室】

「妄想団地」には、妄想から生まれた「妄想住人」がいる…

◆コノハラサクラコ 29歳 女優
203_room

自称女優 29才 独身 青森県の下北半島のなんもない町で両親と祖父母、それに弟と暮らしていたが、春になると、飛びさっていく白鳥の姿をみて、18のときに女優をめざし、東京へ家出する。路頭に迷っているうちに路上で歌っていた自称、天才ミュージシャンと出会い、彼の部屋に転がり込む。それは名曲、神田川そのものの三畳一間の小さな下宿だった。数年間、石鹸をカタカタならしつつ風呂屋の暖簾をくぐり、二人、子猫のような鳴き声でミューミューミュー♪と暮らしていた。そんななか、彼は謎の自殺を遂げてしまう。あまりのショックに激太りしてしまった彼女だったが、ふとしたきっかけで、都心を離れ、武蔵野の面影ののこる地域に安らぎを求め、国立に暮らし始めた。ダイエットを兼ねて生活費を切り詰めた結果、経済的にもある程度の余裕が生まれ、現在、国立在住三年目で団地の住人に。いつの間にか、雑誌のモデルの仕事も増えてきている。しかし、年齢を気にしてそろそろ結婚して専業主婦になりたいとか、実家に帰ろうかなと時々妄想している。

>> 妄想住人・生みの親:ヤマタク / 育ての親(選書):イトミカ

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