2022.05.06

【5/22読書会@オンライン ラシャムジャ『路上の陽光』

5月の読書会もオンラインで開催します。

今回はラシャムジャ『路上の陽光』(星泉 訳/書肆侃侃房)です。
初めてのチベット文学なので、以下出版社の情報を拝借いたします。

「チベット文学を牽引する著者の代表作をふくむ日本オリジナル短編集。日本を舞台にした『遙かなるサクラジマ』を収録。
10歳の少年が山で父の放牧の手伝いをしながら成長していく姿を描く「西の空のひとつ星」、センチェンジャの横暴におびえる中学校の教室を舞台に気弱な男子ラトゥクが勇気を持つにいたる「川のほとりの一本の木」、村でたった一人の羊飼いとなった15歳の青年が生きとし生けるものの幸せについて考える「最後の羊飼い」など8作品を収める。」

著者ラシャムジャさんのプロフィールです。
「1977年、チベットのアムド地方ティカ(中国青海省海南チベット族自治州貴徳県)生まれ。北京の中央民族大学にてチベット学を修め、現在は北京の中国チベット学研究センターの宗教学部門の研究員としてチベット仏教に関する研究を進めるかたわら、チベット語の小説を雑誌等に発表している。小説集としては『路上の陽光』、『ラシャムジャ中編小説集』、『眠れる川』、長編小説『雪を待つ』、エッセイ集に『私の孤独、あなたの文学』がある。チベット語文芸雑誌『ダンチャル』の主催する文学賞を歴代最多となる5回受賞(うち1回は新人賞)しており、2012年には中国の民族文学母語作家賞、2020年には全国少数民族文学創作駿馬賞(中短編小説賞)を受賞しているなど、現在30‒40代の作家の中で最も注目される作家の一人である。」

チベットにどんなイメージを持っていますか?自分と同じくらいの、あるいは若い、または年老いた人々が日々何を感じてどんな生活をしているのか。私たちはステレオタイプなイメージを抱いたままなのかもしれません。本当のチベットの息遣いを感じてみませんか。

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日 時:5/22(日)19:00 – 21:00
場 所:オンラインイベント
(申し込みをされた方お知らせします)
入場料:無料
内 容:読書会
ラシャムジャ『路上の陽光』
(星泉 訳/書肆侃侃房)
参加方法:このページの下の国立本店のWEBページ入力フォームから
またはFACEBOOKイベントページの参加ボタンを押す。
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*これまでに国立本店読書会で読んだ本*
・本の未来を探す旅 台北(内沼晋太郎・綾女欣伸)
・折りたたみ北京(ケン・リュウ編集)
・服従(ミシェル・ウエルベック)
・天安門(リービ英雄)
・犬婿入り(多和田葉子)
・地下鉄道(コルソン・ホワイトヘッド)
・野火(大岡昇平)
・少年が来る(ハン・ガン)
・雨月物語(上田秋成)
・わたしの名は赤(オルハン・パムク)
・人間・この劇的なるもの(福田恆存)
・灯台へ(ヴァージニア・ウルフ)
・グミ・チョコレート・パイン(大槻ケンヂ)
・モモ(ミヒャエル・エンデ)
・1973年のピンボール(村上春樹)
・ジャッカドフニ(津島佑子)
・族長の秋(ガブリエル・ガルシア=マルケス)
・ソロモンの歌(トニ・モリスン)
・ディディの傘(ファン・ジョンウン)

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