こもとも子先生トークイベント「ごはんとマンガのこもごも」開催レポート
マンガ家・こもとも子先生をお招きしたトークイベント、「ごはんとマンガのこもごも」が先日開催されました。
現在週刊漫画TIMESで連載されているこもとも子先生の作品「ごほうびごはん」に国立がたびたび登場していることがきっかけで企画された今回のトークイベント。
当日は多くのファンの方にお越しいただきました。
今回はこも先生初のトークイベントということもあり、貴重な未発表作品のネームや制作風景などを特別に公開。
トーク中にもお客さんからの質問が飛び交い、刺激的な会となりました。
実体験から描かれたエピソードかと思いきや全くの創作だったり、日常の意外なことからアイデアの着想を得ていたりと、無から有が生み出されるダイナミズムのようなものがこも先生のさりげない言葉の端々から顔を出すたびに会場は盛り上がりました。
子供の頃なかよしやりぼんを読んでいて、十代の始めの頃にはもうユザワヤへペンとスクリーントーンを買いに行っていたというこも先生。
「見るのが好き」なだけだったものが「描くのが好き」に変わる瞬間、その子供の中では何が起きているんだろう?
世の中に存在しなかった物語が一人のマンガ家のペン先から形を現す瞬間、世界には何が起きているんだろう?
こも先生の淡々とした語り口を聞いていると、そんな不思議な気持ちがぐるぐると巡ります。
創作の秘密だけにとどまらず、「ごほうびごはん」に出てくる食べ物の話もたくさん出てきました。
こも先生も会場にいた皆さんも、食べ物への姿勢が素敵ですね!
いずれ国立本店で「ごほうびごはんを持ち寄る会」なんて出来たら楽しいだろうなあ、なんて夢も描きつつ、無事に会は終了しました。
参加された皆さん、ゲストのこもとも子先生、ありがとうございました!