2018.10.30

11/16 ブックトークイベント 国立夜読 第11回

11回2

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【ブックガイド部とは】
ブックガイド部は「読書の文脈づくり」をテーマしています。
本は一冊、一冊独立して存在していますが、見えない所でつながっています。
それは人も同じ。
独立して存在するものが交わるときにあらたな文脈が生まれてくるはず。

過去の本と今の本
過去の人と今の人
過去のテーマと今のテーマを
ブックガイドという形でつなげていくことが
われわれの活動の目的です。
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読書範囲の広い国立本店メンバーの二人が様々な本を紹介していきます。

少人数でやっているので参加者の質問も大歓迎です。

今回取り上げるのは鶴見俊輔さん。

鶴見さんは哲学者、評論家、政治運動家、大衆文化研究者です。1922年生まれで2015年に亡くなりました。
鶴見俊輔さんにはアメリカ哲学を日本に紹介するなどの哲学者としての側面、大衆文化を論じる側面、ベトナム反戦運動などの行動する知識人としての側面など、いくつかの側面があります。

今回は鶴見俊輔さんの本の中でも幅広い層に読まれている『限界芸術論』一冊に絞り、鶴見さんが一連の活動で何を問題にしてきたのかを話します。取り上げるのは基本一冊ですのであらかじめ読んで来て頂けるとより話しが入ってくると思います。読んでいなくても楽しめるように話すつもりです。
取り上げるのはちくま学芸文庫版『限界芸術論』。関連する文章を加えて新たに編集されたもので、四方田犬彦さんの短くも凝縮された解説もあってオススメです。

限界芸術の「限界」はlimitedではなくmarginalです。marginalという言葉には辺境という意味と、最小限、ギリギリという意味があります。鶴見さんは専門家の芸術がある一方で、そうではなく生活の中で楽しむための芸術があって、その間の曖昧な部分を「限界芸術」という言葉で表現しました。

“われわれのように、職業として芸術家になる道をとおらないで生きる大部分の人間にとって、積極的な仕方で参加する芸術のジャンルは、すべて限界芸術に属する。「すべての芸術家が特別の人間なのではない。それぞれの人間が特別の芸術家なのである」というクームラズワミの言葉は、芸術の意味を、純粋芸術・大衆芸術よりもひろく、人間の生活の芸術的側面全体に開放するときに、はじめて重みをもつことになる(鶴見俊輔,『限界芸術論』ちくま学芸文庫,p16)”

というような話しをします。ちょっと難しいですが色んな人に届く言葉に満ちた本です。ぜひこの機会に触れてみてください。

前半は本の鶴見俊輔さんと『限界芸術論』の紹介。
後半はそれを踏まえ参加者で話します。

【概要】
日 時:11/16(金)19:30-21:30
場 所:国立本店
入場料:無料
内 容:本をめぐるお話
参加方法:FACEBOOKイベントページの参加ボタンを押す。
このページの下の国立本店のWEBページ入力フォームから

【今後の予定】
・山崎正和
・中村雄二郎
・民藝
・加藤周一
・渡辺京二
・河合隼雄
・木田元
・書物論
・振り返り

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